2016.7.31
Dirt Quake

ダーク・クエイクV - 世界一イカれた・・スピードを求め、左旋回を続ける究極レース!

ダート・クエイクは、イギリスで行われる夏のダートトラックレーシングフェスティバルで、他のレース競技とは全く異なる趣向となっています。
私たちの友人でもあるサイドバーンマガジン主催のダート・クエイクは、2日間のイベントで、金曜日にはプロDTRAレース、土曜日にはダート・クエイクのイベントが開催されます。そしてその間に、素晴らしいパーティが開催されることも特筆に値します。

ダート・クエイクは、ワールドクラスのダートトラックを用いたプロフェッショナルな環境で、誰もが競争できる場を提供します。面倒なことや、通常のモーターサイクルレースにかかるような費用の心配も無用。ダート・クエイクでレースを行うために必要なのは2つだけです。
それは「公道で走ることが出来そうなバイク」と、レース参加の為のデイライセンスです。たった数ポンドの費用でダートに飛び出すことができます。

様々なクラスが用意されていて、あらゆる種類のバイクが参加します。「チョッパークラス」から「ワイルドなロードバイク」まで。後者などは、実際かなりワイルドなバイクが出走します。
例えば自分自身とバイクをカラフルなコスチュームでドレスアップしてレースに望む参加者。スーパーマリオブラザーズ、シンプソンズ、更には巨大なイエローチキンなどなど。レースではそれらがフルスロットル状態で競争を繰り広げます。それは、真剣なレース競技というより、まるであのチキチキマシン猛レースの一コマから抜け出てきたようです。

サイドバーン・マガジンのコラムニスト、ガイ・マーチンはダート・クエイクの常連で、例年チョッパークラスに参戦します。今年はクレジー・ホースが彼のチョッパーを組み上げましたが、ご覧の通り、このマシンでたった1周でも走ることができる人は少ないでしょう。彼はクラス2位の成績を上げました。

ダート・クエイクは、ある意味本当に「人の手に汚されていない」イベントです。
健康や安全について過度な対策をとることもなく、とにかくやってみて楽しむことが主体です。それによって、レースの醍醐味である素晴らしい興奮だけでなく、自由さの中でこそ引き出すことのできる本当の馬鹿騒ぎと楽しみを味わうことができ、参加者全員が一つの目的に向かうことで仲間意識を生むのです。

来年は私たちも必ず参加したいと思います。スターティングラインでお会いしましょう!

スピードを求め、左へ!

ダート・クエイクの詳細はこちらのビデオをご覧ください。

Dirt Quake Photos by Ian Roxburgh, Kristina Fender Photography and MOTOR RAUSCH (Chris Rausch)